四月前半

4月1日


 ポエトリーリーディングというものをご存知ですか?ご存知ですか、なんて言っておきながら、僕はよく知りません。ようするに、詩を感情こめて朗読するぜ、っていうことだと思うんですが。



 先日、偶然そのポエトリーリーディングとやらを見る機会がありました。とあるライブ会場で、歌手と歌手の合間に詩人が登場する、という流れだったんですが、その最初の詩人さん。綺麗なお姉さんで、まず一つ詩を披露しました。



 問題は、ここからです。詩人は言いました。



「みなさん、私に何か言葉をください。その言葉で、即興で詩を作りたいと思います」

「砂肝ぉ!!」



 なーんて言えたら僕、英雄なのにね、と思った日。
 

4月2日


 僕がたまーにやる遊びをみなさんにご紹介したいと思います。覚えて、みなさんもやってくれると嬉しいです。



 無作為に言葉を2つ(あるいは複数)思い浮かべてください。無作為ですから、その言葉たちには全く関連性がありませんね?はい、それを繋げて口に出して言ってみてください!面白いですか?面白かったらお絵かきソフト「ペイント」を起動して、文字入力モードで、今思いついた言葉の組み合わせをでっかいフォントで入力するのです!






 






 んで、それを突然友達に送りつける。これが僕のお気に入りの遊びです!みんな試してみてね!






 
 

4月3日


 寿司屋のメニューに「きのこ祭り」ってあったんですけど…
 

4月4日


「四月一日、嘘ついた?」
「うん、もちろん」
「どんな?」
「アドレス帳に登録してある人全員に嘘メール送った」
「ほう」
「安産でしたよ、ってね」
「誰がだよ」
「あはは、ホントはかなりの難産でさぁ」
「いや、だから」
 

4月7日


「お前ってさ」
「ん?」
「落ちぶれた金魚みたいな顔してるよな」
「……」
 

4月8日


「買い物行くけど何か欲しい物ある?」
「金魚と鏡」
「は?」
 

4月9日


 普段あまり喋らないバイト先の同僚。確か同い年。バイトが終わって店を出る時にたまたま顔を合わせたので話をしました。


僕「お疲れ。今日はずいぶん早い時間からいたね」
同僚「ああ、春休みだしな。稼がないと」
「ってか、最近ほとんど毎日いない?」
「お前もじゃん」
「まあね」
「さすがに疲れるけどな…楽なバイトじゃないよな、ここ」
「やっぱりそう思う? 確かに給料は悪くないけどさ」
「うん、かなりの人数辞めちゃったしな」
「それが痛いよね」


 ここらへんまでは、まあ普通の会話だったんですが。


同僚「話変わるけどさ、あれ…母の日フラワーギフトとかいうのあるじゃん」
僕「あるね。ずっとテープ流してるヤツでしょ?」
「そうそう。エンドレスで流すから、だんだんわけわからなくなってくるの」
「わかるわかる! すっげぇ腹立つんだよねアレ」
「うん、それでもうさ、十連勤くらいで疲れきってるし」
「うんうん」
「アレンジメントフラワーが破廉恥メントフラワーって聞こえてきて、もう笑いこらえるのに必死で」
「ハレンチメント…うわぁ…」


 僕だけじゃないんだなぁ、そういうこと考えてるの。
 

4月13日


「休憩時間どこ行ってたの?」
「あ、更衣室でうねうねしてました」
「え?」


 しまった。