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八月後半
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| 8月19日 |
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母と二人で、母の故郷である佐渡島へ、四泊五日で行って参りました。親戚との間で交わされたちょっとした小話なんかを書いても仕方がありませんので、簡潔に、今回の旅行における一番のポイントだけを書かせていただきたいと思います。 物事は出だしが肝心、とよく申します。新幹線の切符を買うために、緑の窓口へ行ったときのことです。 今回の旅行、私は、運賃は全て自分で負担するつもりでありました。切符を買う時に、その旨を母に伝えると、 「あ、いいよ、お金出さないで」 ほほう、珍しいこともあったものです。この貧乏一家に、二人分の旅費を出せる余裕があったとは。 …と、思いきや、次に母さまがおっしゃった言葉。 「どうせあんたの奨学金だから」 「ママンっ!?」 とてもたのしいりょこうでした |
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| 8月20日 |
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「ガッデム! 眼鏡のネジが外れた!」 ガッデムっていう人はじめて見た…って言われた。うん、俺もはじめて言った。 |
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| 8月23日 |
シリーズ・なんとなく思いついた単語 一人オーシャンズイレブン |
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| 8月27日 |
コンビニでうどんと焼きそばとホットドックを買って、店内でむしゃむしゃ食べていたら、遠足に遅刻するという夢を見ました。 宿題をやらなきゃという、深層心理から来る怯えだと解釈しました。やらないけど。 |
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| 8月27日 |
「ばあさんがぁぁ、ばあさんがぁぁ」 「どうしたのおじいちゃん!?」 「怒るんじゃ。ぷりぷりと」 「また何か変なこと言ったんじゃないの?」 「言ってないわぇ! …ただ」 「ただ?」 「鈴木その子のことを白面の者呼ばわりしただけじゃ!」 「まぁ! おじいちゃん! ぶつよ!」 「ひぃぃぃ、ひぃぃぃ!」 |
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| 8月29日 |
プログラミングを得意としている友人がいます。彼はその手腕を生かして、簡単なソフトウェア開発もしています。 彼自身かなり素敵な脳みそをお持ちなので、一人でも充分独創的な作品を作り上げるのですが、さらに作品の質を向上させんがために、時折私に助言を求めてきます。 少し前の話になりますが、「新しいブロック崩しを作りたい。ついては何か良い案はないか」との相談を受けました。それだけではどうにも考えづらいものがありますので、例えばどのような物を考えているのだ、と尋ねてみたところ、彼は「そうだなぁ」と一言前置きし、こう言いました。 「ブロック崩させない、とか?」 逆転の発想です。制限時間を設けて、せまりくるボールからバーを駆使してブロックを守る、と。なるほど、悪くないと思います。しかし、あまりに素直すぎる逆転発想。少々独創的とは言い難い。ここはもう一つひねらねば…と思い、私が提示した新しいゲーム。 ブロック崩れない。 独創的すぎた。 |
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| 8月31日 |
その日、僕たちは、K宅でお酒を飲んでいました。 ふと、「スピードキング」という、ギター用のスプレーが目に入りました。どんなものかと言うと、似たような商品はたくさんあるんですが、説明書きはたいていこうです。『このスプレーにより、スムーズなフィンガリングが可能になります』云々。フィンガリングっていうのは、まあ、指使いのことなんでしょう。弦の滑りがよくなって、弾きやすくなるんです。 その日、僕たちはお酒を飲んでいました。男三人です。部屋の主であるKはパンツ一丁でお酒を飲んでいます。僕もそこそこ酔っています。 僕は、スプレーを手に取りました。キャップを外しました。 Kの乳首に噴射しました。 「冷たー!? 何すんだよ!!」 「これで君の乳首はスピードキング!」 「黙れ!!」 そんな、夏休み最後の日。 |
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